文 : 鈴木淳史

鈴木淳史

鈴木淳史

すずきあつし●36歳のライター。愉快なオカン(鈴木玲子(67))と芦屋で暮らす。「ミドリのアルバムライナーノーツを妄想で書け!」といったレコード会社の無茶ぶりにも、何とか対応できるタイプ。『 鈴木淳史の「ブログでも書いたら」と東京の偉い人に言われたので書いてみますブログ』執筆中。twitterも@suzudama14で登録中。2009年から、ライブイベント「SUZUDAMA~鈴木魂~」(5年目6回のイベント)も開催中。今春より、ABCラジオ毎週火曜夜10時~深夜1時『よなよな~なにわ筋カルチャーBOYZ~』でパーソナリティー兼務構成作家を担当。

Mon.25.Feb.2013

現場後記

今年の現場後記を幾つか選んで記す番外編を。

○月×日
年明け二日目から、新神戸オリエンタル劇場で本番終わりの桂春蝶氏取材。正月に落語は、中々縁起が良い。普通のインタビューではなく、落語初心者一般GIRLふたりがインタビュアーという変則スタイル。「本名ですか?!」などという我々では有り得ない質問に、場が和む。

○月×日
これ又、一般GIRLが若手芸人に恋愛相談をする連載。ウーマンラッシュアワーのおふたりと新年挨拶。ぎっくり腰を心配してもらう。いまどきGIRLの恋愛事情に、いつも爆笑苦笑。

○月×日
吉井和哉氏取材。約1年ぶりの3度目インタビューだが、愛著「失われた愛を求めて―吉井和哉自伝」を3度目の持参。「また、持ってきたのか!?」と温かく弄って頂く。THE YELLOW MONKEY時代など、貴重な話盛りだくさん。

○月×日
NMB48連載取材。対象の3人と話していると、他のメンバー2人が番組企画用なのかカメラを持って、こちらにレポートにやって来る。無茶ぶり対決を5人がし合うが、こういう時に何事にも動じない勝負強いメンバーが誰かがよくわかる。とにかく能天気に笑えた時間。

○月×日
朝6時50分の新幹線で東京向かい、スカイプでUAさんとPIKA☆ちゃん(元あふりらんぽ)の対談を。大震災以降、沖縄と大阪それぞれで活動するふたり。UAさんから商業的な活動について聞けたのも、貴重だった。

とんぼ帰りで夜9.00から大阪で、OKAMOTO’Sのショウ君とハマ君の取材。年末にも逢っていた為、話も弾み楽しく安らぐひとときに。

○月×日
ザ・クロマニヨンズのヒロト氏&マーシー氏を、約6年半ぶり2度目の取材。西宮と尼崎のちょいとした名産品(!?)お土産に喜んで頂きながら、深イイ感じのロックンロール談義を。素晴らしすぎる時間を過ごす。

○月×日
ドーベルマンを地下鉄のホームやカラオケボックスで愉快に撮影した後、インタビュー。日常に根付く土着的な歌を鳴らす彼ら。先日の磔磔ライブで、ビール瓶を握り締めながら踊った事を思い出す。

○月×日
現代美術作家のヤノベケンジ氏取材。瀬戸内国際芸術祭にも出品されるビートたけし氏と共に作った作品について話を伺う。丁寧に話し、豪快に笑う愛嬌の良さに、一気に引き込まれる。インタビュー場所の京都造形美術大学も素敵な場所だった。

○月×日
渋谷WWWで、bloodthirsty butchersと少年ナイフの対バン観戦。張り詰めた緊張感から鳴らされるbutchersの最初の一音だけで、涙が溢れる。いつもの緩やかさを持ちながらも、程よい緊張感でのナイフも堪らなく新鮮。2組フルセットでbutchers「ファウスト」セッション…、緊張感と幸福感の凄み…、泣いてるのか笑ってるのか…。遠征して良かったと、心底想う。

○月×日
KING BROTHERS今年一発目のライブを、心斎橋コンパスで観戦。想ったのは…、ケイゾウ君&マーヤ君はバディものなんだなって事。昔でいう萩原健一&水谷豊の『傷だらけの天使』、今でいう瑛太&松田龍平の『まほろば』みたいな。だから、このふたりじゃないと完璧なロックンロールにならない…、そんな嬉しい発見があった夜。

てな訳で、ざっくり今年の10日間を振り返る。ライター・インタビュアーは謎の商売ですが、一応働いている事が少し伝わったのでは…。

おあとがよろしいようで。

ARCHIVES

  1. ▷ Mon.22.Sep.2014 「僕とテレキャノとロフト。」
  2. ▷ Tue.1.Apr.2014 「ABCラジオの時間。」
  3. ▷ Thu.9.Jan.2014 「たまたま埼玉」
  4. ▷ Wed.8.Jan.2014 「モテキ2014」
  5. ▷ Thu.12.Dec.2013 「冬の終わり~その時、ボクのハートは盗まれた~」
  6. ▷ Tue.3.Dec.2013 「少女A~中で学ぶ~」
  7. ▷ Mon.2.Dec.2013 「SUZUDAMA2013」
  8. ▷ Wed.16.Oct.2013 「Suzudama Times完成」
  9. ▷ Tue.15.Oct.2013 「一生忘れられない歌」
  10. ▷ Thu.15.Aug.2013 「サマージャム’13」
  11. ▷ Fri.9.Aug.2013 「デラシネ」
  12. ▷ Sun.4.Aug.2013 「8月8日は、『パプアニューグリラ祭』です♪」
  13. ▷ Mon.22.Jul.2013 「ほんまもんのレストラン」
  14. ▷ Thu.18.Jul.2013 「夏にして彼を想う」
  15. ▷ Wed.3.Jul.2013 「めひかりくるり」
  16. ▷ Fri.28.Jun.2013 「ギラギラ輝いていたヒマワリ…」
  17. ▷ Fri.21.Jun.2013 「オカンとピエールさんとマヤカン」
  18. ▷ Thu.13.Jun.2013 「50歳で出逢ったロックンロール」
  19. ▷ Thu.30.May.2013 「5月に捧ぐ」
  20. ▷ Wed.29.May.2013 「KING BROTHERSは不死鳥」
  21. ▷ Thu.16.May.2013 「雑誌広告のウワサの真相」
  22. ▷ Mon.13.May.2013 「日本語”プチ”研修中」
  23. ▷ Wed.1.May.2013 「レッドスニーカーズ×5月6日×シャングリラ」
  24. ▷ Fri.26.Apr.2013 「春の我が家の夕食」
  25. ▷ Fri.19.Apr.2013 「ほめてよ」
  26. ▷ Fri.12.Apr.2013 「離島に暮らす我が姪っ子」
  27. ▷ Sat.6.Apr.2013 「bloodthirsty buchers×KING BROTHERS」
  28. ▷ Fri.29.Mar.2013 「寅!寅!寅!」
  29. ▷ Thu.21.Mar.2013 「とりまきぐるぴ」
  30. ▷ Wed.20.Mar.2013 「太陽の塔」
  31. ▷ Fri.8.Mar.2013 「33」
  32. ▷ Wed.27.Feb.2013 「裏万博閑話」
  33. ▷ Sat.16.Feb.2013 「タラモサラータ」
  34. ▷ Wed.13.Feb.2013 「ままぼく」
  35. ▷ Tue.5.Feb.2013 「ドナルド・キーン」
  36. ▷ Thu.24.Jan.2013 「いじめといじり」
  37. ▷ Thu.17.Jan.2013 「1月17日」
  38. ▷ Thu.10.Jan.2013 「古都からの若き刺客たち~2013年~」
  39. ▷ Thu.27.Dec.2012 「2012 BEST LIVE BAND」
  40. ▷ Thu.20.Dec.2012 「心のベスト10第一位は、こんな曲だった~2012年~」
  41. ▷ Wed.12.Dec.2012 「国境とパスポートと私」
  42. ▷ Wed.5.Dec.2012 「What’s Up, Woody Allen?」
  43. ▷ Wed.28.Nov.2012 「パリへの道中」
  44. ▷ Thu.22.Nov.2012 「後60分…」
  45. ▷ Wed.14.Nov.2012 「ハテナをミキサーにかけて」
  46. ▷ Fri.9.Nov.2012 「耳鼻咽喉科」
  47. ▷ Wed.31.Oct.2012 「”マヤカン”は遠くにありて思うもの」
  48. ▷ Wed.24.Oct.2012 「ライナー&ノーツ」
  49. ▷ Wed.17.Oct.2012 「2作目は機関銃を持って…」
  50. ▷ Wed.10.Oct.2012 「ラーメン!つけ麺!実母そうめん!」
  51. ▷ Wed.3.Oct.2012 「イライラをミキサーにかけて」
  52. ▷ Wed.26.Sep.2012 「そうだ!10月5日金曜日は、梅田クアトロの『SUZUDAMA’12~鈴木魂~ 新座長襲名公演』へ行こう!!」
  53. ▷ Wed.19.Sep.2012 「ランゲージとカルチャー」
  54. ▷ Sat.15.Sep.2012 「モテてんじゃねぇよ!モノ珍しがられてんだよ!」