文 : フジファブリック・金澤ダイスケ
LIFE
LIFE
Fri.15.Feb.2013
水戸銘菓です。
僕は茨城出身なのですが、殿中を子供の頃から日本茶と共におやつに食べていました。
殿中、ご存知でしょうか?
米のお餅に水飴ときな粉でからめたお菓子です。
それをオブラートに包んであります。
おそらく似たような食べ物は他の場所にもありますが、これは水戸の殿中で考案されたと言われる一品なのです。
僕が思うに、味の決めてはそれを包んでいるオブラートだと思います。
きな粉の密度をオブラートが保って、とても良いバランスです。
殿中は最近の機械のオートメーション化によるものなのかオブラートが使われなくなりつつあり、ビニールの包装が多くなっています。
個人的にはオブラートで包んだ後紙包装というのが美味しいと思うんですけどね。
包みによっても味はかわるのだなと初めて思いました。
で、この「ゆきもり」さんはオブラートに包み紙包装。
是非続けて頂きたいと思います。
ちなみに、あまりやっている人はいないと思いますが、オブラートを剥がしてレンジで20秒チンするとホット殿中が完成致します。
これも美味しい食べ方です。