文 : amazarashi 秋田ひろむ

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amazarashiは秋田ひろむを中心としたバンド。
2010年のデビュー以来、一切本人のメディア露出のないながらも、絶望の中から希望を見出すズバ抜けて強烈な詩世界が口コミになり、またたく間にリリースされた6枚のアルバム全てがロングセールスを続けている。

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  1. あんたへ

    初回限定盤
    [DVD・文庫本ブックレット付]


    あんたへ

    通常版

    amazarashi
    「あんたへ」

    2013/11/20 発売
    初回限定生産盤 ¥2,100 (TAX IN) CD+特典DVD+文庫本ブックレット
    通常盤 ¥1,800 (TAX IN)

    1. 1.まえがき
    2. 2.あんたへ
    3. 3.匿名希望
    4. 4.冷凍睡眠
    5. 5.ドブネズミ
    6. 6.終わりで始まり
    7. 7.あとがき

Thu.20.Jun.2013

Skyrimに飽きたらこれを遊べ!

 Xbox OneとPlay Station4が発表され、次世代機もようやく顔を揃えたようだ。ゲーマー達はどの次世代機を購入するかの話題で持ち切りだろう。E3カンファレンスでの評判はPS4有利といったところだが、米国を始めとした全世界で根強い人気のXboxの牙城をPS4が崩せるかどうか、目が離せない。僕はもちろん全ハード所持を画策中だ。

 僕は様々なゲームを遊ぶが、色んなジャンルに手を出しても最終的に海外RPGに戻ってきてしまう。僕のフェイバリットジャンルなのだ。最近で言えば未だにSkyrimを新作ゲームの合間にプレイし続けている。ユーザーModを導入しすぎて公式ダウンロードコンテンツが遊べないという良く分からない事態になっているが、このゲームの泥沼にはまったら中々抜け出せない。

 とは言ってもさすがにSkyrimにも飽きてきたので、今回は「Skyrimに飽きたらこれを遊べ!」をテーマに海外RPGの名作を紹介したい。

The Witcher2
 ポーランドのCD Projekt RED開発のアクションRPG。同じくポーランドの作家Andrzej Sapkowski氏のファンタジー小説をもとにしたゲームだ。

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 原作が小説という事もありストーリー重視のこのゲーム、会話の中では見知らぬ固有名詞がバンバン飛び出てくるし、続編という事もあり一見さんお断りな空気が序盤から漂っているし、とにかく取っ付きにくいゲームなのだが、その複雑な物語の輪郭をひも解いていけば、奥深い感動に出会えるはずだ。
 バイオレンス、異種族間の葛藤、人間達の思惑と裏切り(そしてちょっとのエロス)を美しいグラフィックで真正面から描いているので、かなりハードボイルドなRPGと言える。そもそもこのゲームの主人公ゲラルトがかなりしぶい。中々のハードボイルドぶりだ。

2

 アクション戦闘部分も骨太で難易度が高い。大攻撃、小攻撃、パリィを組み合わせて戦うのが基本で、“印”と呼ばれる多彩な魔法や、罠や飛び道具などを瞬時に切り替えて攻略するスタイルは、うまく決まればかなり爽快だ。ただ、難易度が高すぎる嫌いがあるので、うまく決まらなければイライラが募るだけの諸刃の剣でもある。
 その他インターフェースの煩雑さや、メニュー起動の遅さなど些細な欠点はあるものの、それを差し引いてもこの重厚なダークファンタジー世界に身を投じる価値はある。

Gothic3
 ドイツで生まれたオープンワールドRPG。日本ではほぼ無名だが、欧米ではそこそこ人気のシリーズだ。2006年発売なので、今現在としては多少古さを感じるグラフィックではあるが、それを理由にこのRPGをこのまま埋もれさせてしまうのはもったいない。
 先に欠点を言ってしまうと、ロードがべらぼうに長いとか、キャラクターメイキングが無いとか、戦闘が大味だとか、ゲーム内での操作説明が殆どなく広大な世界に放り出されていきなり殺されるだとか、その他沢山あるのだが、それを補って余りある魅力的な世界探索こそ、このゲームの名作たる所以だ。

 同時期に発売されたTES4 Oblivionにも引けをとらない広大で美しいマップ。荒野、雪原地帯、砂漠、朽ちた寺院や神殿、山賊の住処など、ちょっと歩き回るだけで探索しがいがあるシチュエーションに遭遇できるマップの構造というかオブジェクト配置の巧妙さは、正直Oblivionを越えているのではないか?とさえ感じる。

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 長所はこれだけである。

 さすがにゲーム酔狂である僕もOblivionやSkyrimを遊んだ事の無い人にこのゲームはお勧めしない。ただ、あなたがOblivionやSkyrimやFallOutに飽きて尚オープンワールドRPGに飢えているのなら、このGothic3の虜になる資格を得たと思って間違いない。

 と、ここまで書いたのだが、世界観の緻密さやグラフィックの向上、そして次世代機の発表も相まって、ゲームもいよいよバーチャルリアリティーとさえ呼ばれる域に達しつつある。ゲーム用ヘッドマウンテンディスプレイ「Oculus Rift」や体感型デバイス「Omni」等の発表も衝撃的だった。

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いよいよ僕らは仮想現実に足を踏み込もうとしている。古今東西のSF作品にあるよな「この世界は実は仮想現実だった」的な、マトリックス的な世界が現実の物になる日もそう遠くなさそうだ。
 あなたが道でつまずいたのはポリゴンの切れ目だったのではないか?急に振り向いたときテクスチャ表示の遅延がなかったか?あなたをコントロールしているのは本当にあなたか?