お元気ですか?
私たちは元気です。
すっかり初夏の匂いがして、半袖で街を歩く日々がそこまで迫っているような気がする今日この頃。
きっとあっと言う間に梅雨も過ぎて、すっかり夏やねえ、とか言うんやわ。
先日、幕張メッセにて、日本のカワイイを集めたイベントに参加させて頂きました。
果たして女王蜂はカワイイのか?なんて周囲の声をよそに、思いっきりやらせて頂きました。
だだっ広い客席がお客さんによってどんどんと埋まってゆき、曲が進むにつれて次第に熱狂してくださってる様子がとても印象的で、素敵なステージを過ごせたように思います。
終演後
あの幕張メッセの空間の中、何かに憧れ、カワイくなりたくて日頃の努力を重ねている人たちがたくさんいて、一体何枚のカラーコンタクトが人々の瞳に張り付いているのか、、
そんなことを少し、考えてしまいました。
カワイイは正義だ!と言われたことが何度かあるのです。
真意はそれぞれだと思うのですが、それってどんなに人間が腐ってても、カワイければいいじゃんってことかしら?
いや、どんなに酷いことをしてもカワイければいいってこと?
それとも中身は空っぽでもカワイければ、、そもそも中身が空っぽな人って、おらんと思うけれど。
カワイくないよりかカワイイほうがいいってことかしら?
お金がないよりあったほうがいいでしょー?と似たようなことかな?
私にとってカワイイは小鳥のようなもの。
小さくて、手の中でついつい包み込みたくなるようなもの。
包み込むと、なんだか暖かくて、ついつい笑みがこぼれてしまい、その気になれば手放すことも出来れば、手の中握り潰すことだって出来る。
だけど、しない。出来るからこそ、しない。
とても小さくて大事なもののような気がするのです。
せやから、あんなに大きな会場で最大級にカワイイ!を唱えているところを目にした私は、つい面食らってしまいました。
すごい!お祭り!
フェス!や!
小さなカワイイがたくさん集まって、こんなに大きくなるなんて!(スイミー的な?)
女子!ガールズパワー!とか、いつだってすごいじゃないですか?すごかったのです。
お手洗いに行くまでに、廊下で何人かが自撮りをしている。
お手洗いに入れば、誰かが自撮りしている。
気まずかったです。
お撮りしましょうか?って言えばよかったかしら、、
とにかくすごい世界!
ライヴハウスだけじゃあきっと、出会えない人たち!
舞台裏で振り付けを確認するバックダンサーの人たち!
すごい!みんなiPhoneいじってる!ステージ裏で記念撮影!眩しい!
カラフルなお洋服を着て、一番魅せる為のお化粧をして、ステージに備えている、、みんなそれをしている。
それだけでも私にはすごく新鮮に思えました。
でも、、私、、やっぱりカワイイよりも、、どうせなら、可愛いがいいなあ。
愛して頂くことが、可能な存在でいたいなあ。
とても難しいことやろうけど、、欲張りなんやろな、私達。
帰り際に高速で横切ったディズニーランドが、夕陽に輝きながらも憂いを帯びているように見えました。
嘘じゃないよ!夢だよ!って思い切り叫んでいるような強さ。
なんて思い、なんて重いことを考えてしまった、五月。
考えに耽っていると、あっと言う間に梅雨、そして初夏です。
とにかくSPF50、日傘、日除け帽、木陰等を最大限に活用して、日焼けを防ぐのだ!
焼いてなるものですか!
黒くなるのが嫌と言うだけよりも、キメや透明感を守りたいのです。
美白・美肌は自己満足ですが、その自己満足は強烈な自己肯定でもあるから、あるのとないのとでは大違い。
自己肯定を揺るがしにかかる季節がやってくるのです。
残酷にも紫外線は、簡単にそれらを奪って行くのです。
怖い、、お外が怖い、、
と、思った矢先に連日の野外撮影です。
ご存知な方も多いと思うのですが、紫外線は晴れているときよりも曇っているときのほうが多く発生するものなのだそうです。
晴れた日に、日傘をさして歩いていたら素敵だと思います。
日除け帽も、サングラスも素敵な筈。
でも曇りの日にはどうだろう。
灰色の空の下、日除けグッズを完全装備している人は少し妖しくはないだろうか。
子供の頃、青空の下で「なんだか今日は気持ちいいね!」なんて言いながら駆けずり回っていた私はどこに行ったのかしら?
いまでは建物で出来た陰を探して、こそこそ歩く始末。陰踏みやないか。
ああ個人的に苦手な季節!
SPF2000とか出来へんかなあ!
先日の野外撮影では笑ってしまうほど気分屋な天気で、ゲリラ豪雨が降ったかと思うと次の瞬間には太陽が覗き、曇り、夕焼けが覗き、美しい茜雲が紺色へとフェイドイン、ブラックアウト
まるで私たちのライヴみたいやなあ、と親近感を覚えつつも、撮影は大変でした。
それでもめっちゃ楽しかったし、素敵な写真が撮れたので大満足。
お披露目が楽しみです。
私たちはバンドと言うシステムをとって活動しているけれど、そのシステムのなかに納めるにはいかんせん、フォトジェニックが過ぎているのだと思います。
しかし、その行き過ぎたジェニックが私たちの武器でもあるんやなあと、撮影から引き揚げ帰還した事務所会議室で、泥でグチャグチャになったハイヒール(よりにもよってスエード素材)をウェットテッシュで拭きながら思いました。
アートワークも衣装も見てくれる人がいて初めて、意味を成して報われるように思うのです。
六月一週目にいわゆる対バンが二本あります。
とっても楽しみ!対バン、、なんて久しぶり!
素敵な好青年達の胸を借りて、おもいきりやりたいなと思います。
個人的に、梅雨と夏は苦手な季節です。
でも今年はきっと素敵な季節に成る筈。
そんな気が、しているのです。
ライヴハウスでお会いすることを、心から楽しみにしています。
XOXO
PS、写真は私の中の可愛い代表です。まるで楽屋にいるときの私達のよう。
*女王蜂 単独公演
「灼熱戦~追い討ち編~」7/11@埼玉・7/20@神戸・7/21@名古屋
「灼熱戦~飛び火編~」9/5@札幌
第二次チケット先行受付中
・受付期間:~6/8(日)23:00まで
・受付URL: (PC・携帯・スマホ) http://eplus.jp/zv14oi/
・受付のお問い合わせ:イープラス http://eplus.jp/qa/