お久しぶりです。
お元気ですか?
あたしたちは元気です。
先日、ファンの方とすこしお話をする機会があって
「アヴちゃんの背中には鉄の棒が刺さっていたのだけれど…いまは大丈夫?」
と真剣な目で聞かれてしまいました。
え、いま?刺さってないよ?と不覚にも考えこんでしまった。
彼女は四才。
将来の夢は薔薇園アヴかディズニープリンセスだそう。
どっちかになれば両方叶うね!お得!
鉄の棒~とは、アルバム「孔雀」ジャケット裏のことで、その為に刺したり吊ったり塗ったり貼ったり、一日中半裸で過ごしていました。
そういえば最初のアルバム魔女狩りでは素肌に茨を巻いて凄まじく痛かったなあ。
蛇姫様なんてスクラップ工場で海風に吹き飛ばされそうになりながらもラバーを纏って撮影。
寒過ぎて奥歯が擦り切れそうでした。
いや、歯並び変わったな、あれで。
もっと遡ると、自主制作版の姫様御乱心のときには、みんなで泣きながら撮影。
王族大逆鱗のときなんて、京都の大学講義室でこっそりと撮影。
教授~見てへんことにしてくださいよ~なんて。
身体張ってきました。
PVとならばもう、体育でしかなかった。
これ企画あげたんだれや!鬼か!?
と叫べど、あげたのは自分自身で悶絶。
ここに書ききれないほどに、アートワークへの思いが溢れてしまう。
涙が出る。
懐かしい。
昨日のことすら懐かしい。
それでも四才児の目にあたしたちは映っていたんやなあ。
彼女が目の前で必死にデスコのPVを再現してくれたとき、思わず胸は熱く。
こ、これが母性?
解散するのですか?
うまく伝わっていないものごとを満面の苦笑いで流している毎日です。
おやすみを戴く前に、あなたたちに一体何を焼き付けることが出来るのかしら。
毎日そんなことばかりを考えています。
XOXO