西洋文化に則ってコラムより派生した仮装をしてみました。
人生初の白塗りは尋常じゃない難しさで、ヨレてはヨレを繰り返し、三度目の正直でやっと塗り終えましたが、クレンジングと化粧水の応酬にそれはもう心が折れそうになりました。
でも、きゃいきゃい踊り狂っていると徐々に鼻の頭から地肌が覗きだし、、
もう大酒飲んで無視やい!
どうせ世のなか色即是空だぜよ!なんて唱えても、ねえ。
第一、酔えないし、私。
帰りのタクシーで気付いたの。
私は白塗りの際、白粉の下地と仕上げのパウダーしか塗ってなかったってこと。
爪が甘い!
そりゃあ薄づきやわ。
白塗り未満やわ。
逆に己の中にアナーキズムを見出して、
「なんでステージでもないのに本気出さなあかんのやい!」
とは思えない私。
次に生かすぞーとさっそく特殊メイク班に弟子入りの予約を入れました。
だって、鼻の頭の地肌が覗いているのをパウダールームで発見してからというもの、脳内BGMがひたすら赤鼻のトナカイやったもん。
どんなドーヴなヴァイヴスが炸裂したトラックを聞こうとも、頭の中では
たったらたったんたんたー
たらりらりんたっりー
最早、鈴の音さえ聞こえた。
なにがハロウィンや。
こちとらジーザスとお誕生日一緒じゃい。
サンタさんとマブじゃい。
そうそう、幽霊にあんよが無いって言うのは描写が先行しただけでほんとはあんよ、あるみたい。
そうよね、そうこなくっちゃね。
私、化けて出るならピンヒール履いて出たい。
枕だと思ったら霊に膝枕されてた!とか粋なことしたい。
髪の毛を撫ぜながら
「生きてるあの子もいいけど、たまにはお墓に会い来てよねっ♡」
とか言いたい。
死後も楽しみですね。
今、私は自分のなかにたくさんの息吹を感じています。
いつも眉毛の位置で切り揃えていた前髪を、よし!伸ばすぞ!って決めたときから気付くと、月日が矢のように過ぎていました。
暫くは目にかかって鬱陶しくて仕方なかったけれど、いまは、、
いつかはまたぶった切るし、脱色しきるけれど、でもいまはキツく結わえていたいんだ、なんて。
セルフツッコミで片付けない良さがある。
そこはかとなく美辞麗句に酔いたい。
芸術の秋ですもの。
とりあえず色々背負ってきたっぽいから、塩買ってこよ♡
ではまた
XOXO