文 : 恋の赤ペン先生・阿部卓哉
Wed.1.May.2013
ここは静まり返った沈黙の間ことエレベーター内。全員は首を上に傾け、現在の階を確認中、閉所恐怖症が発症する前に早く目的階に着かないかなと思いながらいる人ももしかしたら。そんな中、誰かが沈黙に耐えきれず
あのさー
って喋り始める。
…え!!
って思いますよね。その会話みんなに聞こえちゃうのに怖くないの?恥ずかしくないの?自信あんの?って。それがまた映画見た後だったりすると、映画の感想とか述べ始める始末。君の映画レビューみんな聞きたくないよ?それが有名な映画評論家の方だったりしたら、死んだはずの淀長だったら、ほうほう聞いてみましょうかってなりましょうよ。挙げ句の果てには、
…途中寝ちゃった、てへ。
すごく腹立つ、全部寝たなら笑えるのに、途中って…と思いきやこっちの連れが
…ほぼ寝ちゃった。
いや、笑わせる側には立ちたくないので喋らないでくれない?それが付き合う前の女の子とかだったら幻滅ですよ、寝ちゃったことじゃなくて、その沈黙の中で喋り始めるモラルがもうアウトです。
エレベーターの中は沈黙でいましょう。開かない扉はない。
あと、エレベーター降りる時に、どこで習ったマナーなのか分かりませんが、締めるボタン押して出て行く人いるでしょ。親切の押し売り以外の何ものでもないのでやめてください。
あ!そんなことしたら腕挟むよ!
っていう余計な心配や想像をしてしまいます。自分でやるのでやらなくていいです。
イラスト:麒麟・川島明