文 : 恋の赤ペン先生・阿部卓哉

阿部卓哉

阿部卓哉

WEBデザイン&
グラフィックデザイン「CIDER inc.」代表

つまり、「恋の赤ペン先生」は、普段はWEBデザイン&グラフィックデザイン事務所「CIDER inc.」の代表で、この『型破リヰナ』の制作も「CIDER inc.」でやっている。各雑誌でもときどき活躍しているし、『半日』という音楽イベントもやっているよ・・・要約すると恋の赤ペンは阿部卓哉。

WEB: 恋の赤ペン先生

Fri.31.Jan.2014

窓際の人は。

新年一発目とか言って明らかに遅くなりました、すみませんでした!!文字だったらいくらでも謝れますね。

はてさて、みなさん、飛行機でも新幹線でも移動するとき座席指定できますよね、どうしてますか?

僕は必ず通路側を指定して座ります。トイレに行くとき、相手の様子を気にしていくの嫌ですし、相手にとってタイミング悪いと申し訳ないので。

僕はこんなにも相手のことを思っているのに、時として窓側選んだ人のトイレに行く回数が、通路側の人より多いときありますよね。何考えてるんですか?お前どうかしちまったのかって心の中で思わざるを得ません。

窓側の人は、ゆっくり窓からの景色を眺めながら、ぐっすり眠りながらを選んでおきながら、更にはトイレに行く回数も多いとかどうかしてますよ。ここは、ファーストクラスか!やりたい放題か!天国か!

ちょうど先日、僕が約10時間のフライトをしたときのことです。当然、僕は通路側を選んだわけです。僕は頻繁にトイレに行くタイプではないので、そのときも10時間のフライトに対してたった1回でした、今までの経験上多くても2回です、僕はそういう男です、そんな男です。しかし、そのとき窓際に座った隣のボーイはなんと2回行きました。非常に申し訳なさそうに、ソウリーと言って2回目のトイレに立っていきましたが、僕は絶対に許しません、後を追ってトイレの中で息の根を止めます。どうです、いっそうのこと、この場合、窓側の人間は、通路側の人間がもう一回トイレに行って回数がイーブンになるまで戻ってきてはいけないという暗黙のルールを作るのは。

窓側の人間は、通路側の人間とトイレの回数がイーブンになったとき初めて戻って来れる。あれ?これちょっといいですねー。

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イラスト:麒麟・川島明

■川島明
川島明のなんとなくにっき
http://kirin-kawashima.laff.jp/blog/