文 : 恋の赤ペン先生・阿部卓哉
Mon.31.Mar.2014
まあ、居酒屋的な飲み屋に4、5人で飲みに行くとしますよね。
お店のドアを開けお店の人に人数を告げます、当然、席へ案内されます。今宵のステージはココねって感じでこちらのテンションも徐々にあがってきます。そうすると、うち一人が席に着く前に、「あ、俺ちょっとトイレ」って言っていきなりいなくなるのいますね。トイレに行きたいのは分かるんで行ってもらって構わないんですけど、自分の飲み物を伝えてから行って欲しいですよね。自分ではすぐ帰ってくるつもりなんでしょうけど、トイレ混んでるかもしれないし。帰ってくるのが遅くなったら、良いタイミングで最初のドリンク注文出来ないじゃないですか。ここでまず1イラ。
いざ、そいつ帰ってきて、みな最初のドリンク頼みますよね、「ビールの人ー」って言って手をあげるさまも個人的には好きじゃないですが、そんな通過儀礼をアレして、飲み物が来るまで、おつまみを選びますよね。で、ドリンクが来る前に決まっちゃったりします。そうすると、やっぱりうち一人が最初のドリンク来てないのに、「呼んじゃおう」って言って、店員さん呼ぼうとしますよね、なんでドリンクが来るの待てないのでしょうか?店員さんが一人しかいなかったら、いま飲み物やってるじゃん。二人しかいなかったら、一人ドリンクやって、一人オーダー取ってたら、店員独占じゃん。絶対、店員さんに、こいつらバカだなって思われるから、はずいから。ここで2イラ、1はず。
今度は、ファーストオーダーにはいります。ひとりひとりが好きな物をメニュー見ながら好きずきに言いますよね。そうすると、「うるめいわし」とか鶏の唐揚げとかに対してはあまり頼まれないのを言う人がいるとするじゃないすか、それに対して「渋いねー」っていう人いるでしょ。これで3イラなんです。どこが?渋いって言葉の意味知らないんじゃないかなって思います、それにそれは伝えなければいけない形容詞なのでしょうか。
今までのやつが同一人物だとしたら、そいつ俺に睨まれてることも知らずに一杯目のビールを美味しそうに飲むんです。おかげで酒宴を気持ちよくスタート出来ません。では、乾杯。
イラスト:麒麟・川島明
■川島明
川島明のホームページ
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