文 : SUZUKA
Mon.17.Dec.2012
先週に引き続き、フランス南西の街Toulouseで開催されたToulouse Game ShowからのJカル・リポートです!
フランスで開催されるJカル・イベントにて販売されている商品って、実はもうどこのイベントでも代わり映えがないです。
同じようなものばかりです。
私が初めてJカルイベントに参加したのは1998年頃だったでしょうか・・・、それから15年ほど経った今日、
「このイベント、ならでは!」
というものは、もうほぼ見つけることが叶いません。
ちなみに私は、そんなイベントでマニアックな日本のゲームや漫画をゲットしておりました・・・。
それでは、さっそく写真をご紹介していきます!
ジャン!風鈴屋さん
「風鈴」は、フランス人にとっても受けます!
私も留学生時代にお世話になった彼氏の両親にプレゼントしたことがありますが、18年が経過した今日も旦那実家(当時の彼ね)の軒先でその風鈴が鳴っているので、微妙な気分に陥ります。
運搬の問題で、ガラス細工の風鈴は入って来てないのよね。そこが残念!
酒処!酒が飲める・・・!
と思ってダッシュで近づいたブース。
刀とか売っちゃってて、全く酒も肴も関係のない店でした。
本当にがっかり~。フランス人にとっては日本語で何が書いてあるかなんて、お構いなしなのでしょうけれども。
こちらがそのブース看板なのですが、
Welcome to Japanとか書いてあるけど、思いっきり中国扇が飾ってあるし、日本的じゃないなあ・・・。
こちらの着物ガウンに至っては、着合わせが左前の死人前になっちゃっていて、激しい脱力感。
この死人前で着物を着てしまうフランス人がとても多く、会場でそういう子を見かけるたび、ついオバちゃん魂が燃えちゃって「アンタ、ちょいと!」って注意しちゃうのよね。
続きましては、こちら!
や お い
「やおい」ブースです。
いやあ、それにしても本当に色んなJカルがフランスに入ってきてるんですね!
誇らしいような・・・、気恥ずかしいような、複雑な気分になります。はい。
やおい漫画も、こちらフランスでたくさん翻訳され出版されています。
そういえば、私も以前CLAMPの作品を翻訳していたわ。あれは「やおい」カテゴリーから外れるのでしょうか?
Jカルで、もっとこの国に浸透して欲しい!と切に願うモノとは!!
「日本の食べ物」です。
フランス人も大好きB級Jグルメは、こちら。
お好み焼き!
フランス人女性が美味しく焼いてくれます~!
そしてなんと、このお好み焼き屋「ATSUATSU」は、オタフクソースとパートナーシップが結ばれまして、ソースにはあの「お好みソース」が使用され、そばが挟まった広島スタイルのお好み焼きが販売されているのです!
こちらもJ食べ物ブース。
お弁当屋さんです!
メニューはこんな感じ。
唐揚げ弁当が日本円で1550円くらいか・・・。
おにぎりも1個約330円。
日本のコンビニを考えちゃうと、かなり高く感じてしまうけれど。
続きましては、会場で売っていました「これってどうなの?」商品を紹介してまいりますー!
まず最初はこちら。
「暴走ギャング・超おいしい、皆の大好物」
だそうですよ?
こちらも気になった商品
「天使ネコ・目を閉じてお祈りしましょう」
怪しげな宗教団体じみたコピーがついた、おしゃれバッグ☆
こちらのコレは、版権的にどうなのかしら。
そして、これは思いっきりなアレですよね。
「与宮崎駿創造的奇跡」!!
魅力重現!!
出ました、いつものコレ
「スタヅオヅブリ」
東北なまりが入ってます。
こちらも!
「スタジオ ジブ」
ジブリじゃないんですね~。
ジブです。ジブ !
こちらのタグに書かれているのは・・・
「この商品は日本国外での販売は許諾されておりません」
怪しげなフォントで、守れもしない決まり事が書かれたタグがついてました。
まだまだ探れば色んな掘り出し物が発見できそうな店でした.わ。
実は、私の番組でも「イベント会場で海賊商品を探せ!」という特集をしたことがあるのですが、店の人に凄い勢いで「あっちに行け!」と追いやられましたね~。
もちろん、会場内の撮影許可証はいつも所持してますよ。証拠として映像が残ることを恐れたのでしょうか。
Jカルが浸透して、フランスの皆に愛されるのは本当に喜ばしいことですが、便乗した海賊モノや違法販売などが横行しているのが残念です。
では、最後にご紹介するのはこちら。
Toulouse Game Showのゲストとして来ていたアーバンギャルドのグッズ。
「童貞」缶バッヂ
・・・これがフランスの少年達の間で流行ってしまったら、どうしよう。
それでは皆さん、アビヤントー!!