そこそこ美味しくてみんな同じ。そしてどこでも簡単に手に入る。確かに便利だし決して全てを否定はしない。でもそれで街の小さな中華料理屋とか棘抜き地蔵系のおばちゃん御用達のヘンな洋服屋とかちょっと個性的な変わった音楽なんかが無くなってしまうのはどうかと思う。世の中ってやつはちょっと油断しているとすぐに目に見えない経済の仕組みとか言うやつに左右されてとんでもないことになってしまう。あんなことがあったのにあれが再稼動してしまうのはその極みだ。そしてあっちの方では12時過ぎにはダンスも踊れないらしい。だからと言ってサラリーマンの僕が自分の足下も見ずして世界のグローバル化にヒステリックに反対してるだけじゃない。ただ全てを無し崩し的に画一化、単純化、合理化しようとする風潮に抵抗したいだけだ。その理由は簡単、だってそれじゃつまらないんだもん。どんなに好きでも毎日ファーストフードだったらイヤでしょ?
いとうせいこうはかつて夜の街を泳ぐ若者たち、ベンツのエンブレムを首から下げたB BOYやルイヴィトンのステッカーを貼ったスケーター、ストリートを闊歩するミュージックラヴァーたちにファンキーブルジョワジーという素敵な称号を与えた。音楽を愛する全てのファンキーブルジョワジーへ。そして現代のユースカルチャーの源泉として見逃せないベッドルームボアーズ(ひきこもり)たちに告ぐ!型破リヰナは音楽を中心に全ての画一化、単純化、合理化にささやかながら抵抗する。その方法論は何かって?そんなの簡単、みんながそれぞれ自分の意思で、自分の好きな型破りなことをすればいい。みんなが自分の踊り方で自分のダンスを自分のいる場所で踊ればいい。鶴見済氏も書いてる。外食を控えて、自分の好きな物を作って食べるだけでも立派にスローフード運動だし、立派な抵抗だって。
以前、誰かが今日の音楽不況に対して、CDと書籍を比較してこんなことを言った。「書籍はそれ自体がデバイスだけど、音楽はCDやデータだけじゃ聞けないからね…」。何言ってんだバカヤロー、人間そのものがデバイスだ!僕はジョギングしながらでも満員電車の中でもいつでも何処でも、自分の大好きな音楽を頭の中でガンガン鳴らす事が出来るよ!
型破リヰナは敢えて汎用性の高いポップカルチャーとしての音楽を通じて型破りな人、型破りなことを応援します!そして甘やかします(笑)
型破リヰナな音楽大好き人間デバイス、集まれ!
編集長 薮下”ヤブリヰナ”晃正